絵本で日本語 教えてます

外国人や外国にルーツのある子どもに日本語を教えるための 教材としての絵本紹介

「こん と ごん てんてん ありなしのまき」文・織田道代 絵・早川純子

 

 

ひらがなとカタカナを教え、絵カードで単語も少し覚え始めたら読みます。
また、JSL児童でもカタカナは苦手な子が多いですし、静音がすらすら読めても濁音が苦手な生徒は非常に多いです。
そして、外国人学習者は、オノマトペが苦手です。
誰にとっての入門としてとてもすばらしい本です。もう教科書といってもいいくらい。ほんとうに、こんな本を待っていた!!!

内容は、清音が右ページ、濁音が左ページで、濁音がつくだけで内容やイメージがこんなに変わるんだということがわかります。
私が清音側を読み、子どもには濁音側を読ませます。
生徒が多い時は、半分ずつで読み合います。
「ふたがとぶ」が「ぶたがとぶ」になるページは笑い声が上がります。楽しみながら、濁音を学べる絵本です。